当院の消化器内科について
消化器内科は、消化管、肝臓、胆道、膵臓などの広い領域を対象とした、いわゆる「おなかの病気」を拝見する診療科です。
そして当院の消化器内科では、東京大学附属病院や県立がんセンター、市中の中核病院で経験を重ね、また、日本消化器内視鏡学会・日本消化器外科学会・日本消化器病学会に所属し、日々深く新しい知識の習得に余念のない院長が、皆さんのおなかのトラブルをしっかりと解決します。
おなかの病気は、特徴的な症状がはっきりと現われることが少ないものもあり、胃もたれなどの軽い症状であっても、消化管の癌など重大な病気が原因であることもありますので、おなかの調子がいつもと違うと気付いたら、早めに消化器内科を受診するよう心掛けてください。
こんな時は消化器内科を受診してください
- 便秘や下痢が続く。
- 胃痛、胃もたれがする。
- 胸やけがする。
- 食欲不振、体重減少 等々
よく見られるおなかの病気
便秘症
長時間にわたって便がお腹の中にとどまると、徐々に水分が失われて硬くなり、おなかが張ったりして更に排便が困難になります。便秘だと感じている方は、まず適度に水分摂取を心がけることが大切です。
その上で、症状が続く場合には、自己判断で便秘薬を飲み続けることで逆に悪化させてしまう前に、一度ご来院されることをお勧めします。
機能性胃腸症(胃もたれ)
胃のあたりに痛みがありながら、胃や十二指腸などに異常が見られない場合、最近「機能性胃腸症」という病態が注目されています。機能性胃腸症は、従来からの胃炎や神経性胃炎に相当すると考えられ、食後の膨満感(食後の不快なおなかの張り)、早期の膨満感(食べてすぐのおなかの張り)などの症状が半年以上続いている場合や、症状があっても他院での検査で異常なしと言われた場合には、ぜひ一度当院へご相談ください。
過敏性腸症候群(下痢・便秘・腹痛)
仕事の途中でお腹が痛くなりトイレへ駆け込む。出勤前や登校前に必ずお腹が痛くなる。このような症状を引き起こすものに、過敏性腸症候群(IBS)という病気があります。大腸検査や血液検査などでは異常が認められないことが特徴で、主な症状としては、下痢や便秘・腹痛などがあります。原因の多くは過度の緊張やストレスとされており、成人の10人に1人が該当する現代病とも言えます。慢性的に症状のために生活上の支障を感じながらも、それらが重大な症状ではないことからつい放置してしまっている方も多いと思いますが、より快適な日常を取り戻すためにも、ぜひ一度ご相談ください。
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃と食道の境界部分がゆるむなどして、胃酸を含んだ胃の内容物が食道へ逆流することによって起きる病気です。「胸やけがする」「酸っぱいものがのどに上がってくる」といった症状が主ですが「のどがつまった感じがする」「声がかすれる」などの呼吸器症状を生じることもあるため、原因がお腹の病気と分からずに長い間我慢しておられる方も多いようです。
逆流性食道炎が疑われる場合には、まず胃酸の逆流症状を確認するための問診を行い、続いて胃カメラ検査で食道粘膜の炎症を確認します。
胃カメラについては苦手な方も多いと思いますが、院長が、熟練のテクニックで検査を行いますので、これまでに受けた胃カメラ検査で苦しい想いをした方や、もともと苦手意識がある方でも、吐き気や不快感を大幅に軽減した検査を受けていただけますので、どうぞ安心してお任せください。